eclipse + radrailsでRuby on Railsの開発環境を整える
eclipseにplig-inを追加して、Ruby on Railsの開発環境を整える方法を紹介します。
具体的には、eclipseにRuby on Railsの開発環境を提供するradrailsと、Rubyの開発環境を提供するRDTのplug-inを導入します。
(注)RDTは、「Ruby Development Tools」の略称です。
利用したeclipseのバージョンは3.3M2です。
それでは、plug-inをインストールしていきましょう。
まず、
workspaceを指定してeclipseを起動します。ここでは、wsRadrailsとしました。
次に、
Help -> Software Updates -> Find and Installを選択してSearch for new features to installをチェックして「Next>」をクリックします。
次に、
New Remote Siteをクッリクして、以下の2つのURLを設定します。
Name:RDT
URL:http://updatesite.rubypeople.org/release
Name:RadRails
URL:http://radrails.sourceforge.net/update
RDTとRadRailにチェックが入っていることを確認して、「Finish」をクッリクします。
更新をチェックすると、Search Resultの画面が表示されます。
その画面のSelect the features to installのところで、RDTとRadRailsにチェックをして「Next>」をクッリクします。
次に、
RDTとRadRailsのライセンスが表示されます。ライセンスに同意してインストール行います。
I accept ...をチェックして「Next>」をクッリクします。
次の画面で、
インストールされるplugin名(feaure Name)やインストールする場所(Installation Directory)が表示されます。各項目を確認して、「Finish」をクッリクします。pluginのインストールが開始されます。
インストールの途中で、
Feature Verificationにおいて次のような警告がでますが、問題ありませんので「Install All」をクッリクしてください。
Warning: You are about to install an unsigned feature.
You may choose to install the feature or cancel its installation.
インストールが完了すると、
eclipseを再起動するか聞いてきますので「Yes」をクッリクします。
再起動したら、
File -> New -> Projectを選び、プロジェクトの種類の中にRailsとRubyが追加されていることを確認してください。
Rails->Rails Projectを選び「Next>」をクッリクしてRailsのプロジェクトを作ってみます。
プロジェクトが開いたら、Window->Open Perspective->Other...を選択します。
表示されたウィンドウでRailsを選択して「OK」をクッリクします。
最後に、
eclipseの環境変数を設定します。以下では、RubyをインストールしたディレクトリをRUBY_HOMEであらわします。それでは、Window->preferences...を選んでください。
まず、Rails->Configurationを選んで、次の変数を設定してください。
Rails path
RUBY_HOME\lib\ruby\gems\1.8\gems\rails-1.1.6\bin\rails
Rake path
RUBY_HOME\lib\ruby\gems\1.8\gems\rake-0.7.1\bin\rake
設定したら「OK」を押してください。
次に、Ruby->Editor->Ri/rdocを選んで、次の変数を設定してください。
RDoc path
RUBY_HOME\bin\rdoc
Ri path
RUBY_HOME\bin\ri
設定したら「OK」を押してください。
(注)rdocやriってなんだろう?とおもって調べてみました。Webを検索した結果は以下のとおりです。
rdocとはRubyのソースファイルに対するドキュメントを生成するツールで、riとは生成されたドキュメントを見るためのブラウザのようです。
より確かな情報をお持ちの方お教えください。よろしくお願いします。
次に、Ruby->Editor->Installed Interpreterを選んで、Addをクッリクしてください。そこで、次の設定をしてください。
Name
Ruby 1.8.5
Location
RUBY_HOME\bin\ruby.exe
設定したら「OK」を押してください。
設定が変わったので、全体を再構築しますか?といったような警告がでたら、「Yes」と答えてください。
以上で、
eclipse + radrailsの開発環境が整いました(たぶん(w。足りない設定などが見つかりましたらその都度追記していきます)。
お疲れさまでした。
あとは、この環境を思う存分活用してRuby on Railsで楽しいサービスを開発していきましょう。
追記です(2006/11/13)。
radrailsから操作できるwebserver Mongrelをインストールします。
インストールは、gemを利用して行います。コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。
gem install mongrel --include-dependencies
実行すると、インストールするバージョンを聞いてきますので、利用している環境にあわせて選んでください。
あわせて、win32-serviceをインストールするか聞いてくるので、インストールするを選んでください。
次に、
radrailの環境変数を設定します。
eclipse+radrailsの環境でWindow->preferences...を選んでください。
つづいて、Rails->Configurationを選んで、次の変数を設定してください。
Mongrel path
RUBY_HOME\lib\ruby\gems\1.8\gems
\mongrel-0.3.13.3-mswin32\bin\mongrel_rails
(注)
変数の設定は、実際には一行です。
mongrel-0.3.13.3-mswin32の部分はインストールしたMongrelのバージョンによって異なると思います。