Plaggerのインストール迷宮を攻略しよう
Plaggerのインストール方法を紹介します。
あちこち探したり、いろいろ試したりで、試行錯誤しながらのインストールでした。
はっきりいって大変でした(TT)。
これからPlaggerを利用しようとする方が、同じ迷路で出口を見失わないように、
調査結果とインストール手順をまとめておきます。インストールにはいくつかポイントがありました。
参考にしていただければ幸いです。
それでは、さっそく攻略していきましょう。
(1)Perlの実行環境を整える
Plaggerを利用するためにはPerlの実行環境が必要です。
今回はWindowsプラットフォーム上で利用することを想定して、
Perlの実行環境「ActivePerl」をインストールします。
msi形式のものをダウンロードしてくると、インストーラに質問に答えていくだけで
簡単にインストールできます。
1番目のポイントです。
インストールするActivePerlのバージョンは、5.8.8.817以下としてください。
http://downloads.activestate.com/ActivePerl/Windows/5.8/からダウンロードすることができます。
理由は、Pleggerのインストールには、ppmを利用するのですが、Versionが3.xから4.0になり、
仕様が以下のように大きく変更されたためです。
○CUI->GUI
○3.xでの一部コマンドのサポートなし
○レポジトリ設定の変更
など
(参考)
「ppm.tcool.orgで411エラーが出る件」
そのため、これまでうまく言っていた方法が突然使えなくなるという問題が生じています。
そこで、今回は、インストールがうまくいく方法で作業をおこなうために、
最新版でない(ppm 3.xの利用できる)Active Perlを利用します。
インストールが終了したら、コマンドプロンプト上で、以下のコマンドを実行します。
perl -v
インストールしたPerlのバージョン情報が表示されればインストールは成功です。
(2)ppmの設定をする
Plaggerのインストールはppm(Perl Package Module)を利用します。
コマンドプロンプトでppmコマンドを実行します。
ppm
コマンドを実行するとppm shellに入ります。
ppm>
Plaggerをppmでインストールするために、ppmのレポジトリとして
http://ppm.tcool.org/を追加します。
具体的には、ppm shellで次のコマンドを実行します。
ppm>rep add tcool http://ppm.tcool.org/server/ppmserver.cgi?urn:PPMServer
Repositories:
[1] ActiveState Package Repository
[2] tcool
2番目のポイントです。http://ppm.tcool.org/の
I recommend to 'ppm rep up tcool' several times at the ppm shell.
Otherrepositories with higher priority may be the cause of problems.
という注意にしたがってプラグインを探すときに利用するリポジトリの優先順位でtcoolを上位に設定します。
次のコマンドを実行します。
ppm>rep up tcool
Repositories:
[1] tcool
[2] ActiveState Package Repository
tcoolリポジトリを追加したことによって、Plaggerが見つかるかどうか検索してみます。
ppm>search Plagger
Searching in Active Repositories
1. Plagger [0.7.12] Pluggable RSS/Atom Aggregator
以上のようにPlaggerが見つかれば、リポジトリの追加は成功です。
(3)Plaggerをインストールする
ppm shellで、次のコマンドを実行します。
ppm>install Plagger
(中略)
Installing C:\Programming\Perl\bin\plagger
Installing C:\Programming\Perl\bin\plagger-ircbot
Installing C:\Programming\Perl\bin\plagger-ircbot.bat
Installing C:\Programming\Perl\bin\plagger.bat
Successfully installed Plagger version 0.7.12 in ActivePerl 5.8.7.815.
ppm>
ppmプロンプトが戻ってくればインストール完了です。
いろいろなものがインストールされますので、かなり時間がかかりました。
途中で[yes]か[no]を質問してくるものがいくつかあります。
私の場合は、すべてデフォルトのままで、インストールしました。
(4)assetをコピーする
この項目が3番目のポイントです。
CPANにあるPlaggerのダウンロードサイトから
Plagger-{version}.tar.gzをダウンロードします
私の場合は、Plagger-0.7.12.tar.gzをダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルを展開した、含まれているasset以下を好きなディレクトリにコピーします。
(例)
PERLHOME/site/lib/Plagger (注) PERL_HOMEはActivePerlをインストールしたディレクトリです。
(参照)
「Copying assets from Subversion or tarball」
「Windowsで簡単にPlaggerをインストールする方法」
以上でインストール完了です。(2006/11/24現在では、たぶんです。)
(5)設定ファイル「config.yaml」を記述する
この設定ファイルで、自分がしてほしい作業を記述します。
一番楽しい作業ですが、これは次回紹介したいと思います。
おつかれさまでした。
p.s.
Plaggerのインストール方法をまとめるにあたり、
「ppm.tcool.orgで411エラーが出る件」
「Windowsで簡単にPlaggerをインストールする方法」
が非常に参考になりました。
ありがとうございました。