「Gruff」 with Rubyでスタイリッシュなグラフを描こう
Rubyをつかって、スタイリッシュなグラフを描く方法を紹介します。
グラフを描くためのライブラリを探してみると、いくつかの面白そうなライブラリが見つかります。
今回はそのようなライブラリのなかから「Gruff」というライブラリをつかって、グラフを描く方法を紹介したいと思います。
このライブラリを選んだ理由は、次の2点です。
「グラフが美しい」 (サンプルは、こちらのサイトで確認できます。)
「コーディングがシンプル」
まずは、インストール方法を紹介します。
インストールは、以下の手順で行います。
(1)「ImageMagick」をインストールする
(2)「RMagick」をインストールする
(3)「Gruff」のインストールする
順を追って説明します。
(1)「ImageMagick」をインストールする
「ImageMagick」のサイトから、
必要なバイナリまたはソースコードをダウンロードして、インストールします。
(注)Windowsプラットフォームで利用する方は、(2)からスタートして下さい。
(2)「RMagick」をインストールする
RubyForgeの「Rmagick」のプロジェクトサイトから、「RMagick」をダウンロードしてインストールします。
(Windowsプラットフォームで利用する方)
「rmagick-win32」のダウンロードしてください。
現時点での最新バージョンは「RMagick-1.14.1_IM-6.3.0-7-Q8.zip」です。
ダウンロードしたファイルを解凍すると、利用できる「ImageMagick」が含まれています。
最初に、「ImageMagick」をインストールしてください。
インストールは、exeファイルを実行することでできます。
次に、「RMagick」をインストールします。コマンドプロンプトから行います。
コマンドプロンプトを起動したら、解凍してできたディレクトリに移動します。
そこで、次のコマンドを実行してください。
gem install rmagick --local
(3)「Gruff」のインストールする
次のコマンドを実行することで、インストールを行います。
gem install gruff
以上でインストールは終了です。
それでは、早速グラフを描いてみましょう。
「Gruff Graphs for Ruby」で紹介されている「Code Sample」を打ち込んでプログラムを実行してみます。
------------------- ここから
require 'rubygems'
require 'gruff'
g = Gruff::Line.new
g.title = "My Graph"
g.data("Apples", [1, 2, 3, 4, 4, 3])
g.data("Oranges", [4, 8, 7, 9, 8, 9])
g.data("Watermelon", [2, 3, 1, 5, 6, 8])
g.data("Peaches", [9, 9, 10, 8, 7, 9])
g.labels = {0 => '2003', 2 => '2004', 4 => '2005'}
g.write('my_fruity_graph.png')
------------------- ここまで
プログラムを実行すると、実行ディレクトリに「my_fruity_graph.png」という画像ファイルが生成されます。その画像ファイルを開いて、「美しいグラフ」が描かれていることを確認します。
「Code Sample」では、線グラフが出力されました。
その他の形式のグラフは「Documentation」を参考にしてください。