無料マンガ雑誌 「コミック・ガンボ」


以前書こうと思っていて、忘れていた話題を思い出したで、今日はその話題について書いてみます。
なぜ、思い出したかというと、出勤途中に話題の”ぶつ”を手に入れたからです。
その”ぶつ”とは、無料マンガ雑誌「コミック・ガンボ」です。
黄色いジャンパーを着たスタッフの方が、配っていました。
黄色ジャンパーがあまり目立ていなくて、「コミック・ガンボ」ですというアナウンスがなければ素通りしそうになりました(笑)。
以前、「コミック・ガンボ」のことを聞いたときに、「ついにマンガ雑誌にまで、フリーペーパーの波がやってきたのか、ちょっと見てみたい」と思っていたので今日は確実に入手することができました。
「コミック・ガンボ」の第2号は、15作の作品が収録されていました。
「コミック・ガンボ」はほとんど、市販のマンガ雑誌と変わりません。紙質はむしろ「コミック・ガンボ」の方が優れているような感じです。
運営は広告収入だと思うのですが、広告の数もそれほど多いわけではありません。
広告については、市販のPC関連雑誌のほうが、数倍多いと思います。
ただ、QRコードがついた広告が多いかなぁと感じました。
Webページでも、マンガを配信しているようですが、
「雑誌最新号・前号に掲載されている作品は無料でご覧いただけます。
それ以前の号に関しては、有料となります。」 (ウェブページヘルプより)
とのことです。
面白そうな取り組みであるとおもいます。もし、「コミック・ガンボ」の取り組みがビジネスとして成功するとしたら、既存のマンガ雑誌もすべて無料にすることが可能になるということでしょうか?
「コミック・ガンボ」のやりかたは、雑誌代を先に払わせる(take)のではなく、先にコンテンツを提供して(give)、そこに新たな市場を生み出そうという方法に思えます。
著作権の争い、特許の乱発に見られる、「まず自分の取り分が先」というこの世の中で、こうした「コミック・ガンボ」のような取り組みが、今後どのように展開されていくのか非常に楽しみです。