「Dojo」でXMLの読み込みと操作を行う
ウェブアプリケーションを作成していると、ファイルやCGIによる出力をJavaScriptで読み込む必要がある場合が結構あったりします。
そんなときは、「XMLHTTPRequest」を利用するのですが、ブラウザによって、関数名が違っていたり、実装が異なっているという問題があります。
これまでは、どんなブラウザでも動くアプリケーションを作成しようとすると、対象とするブラウザの数だけ、ファイルを読み込み用のコーディングしなければなりませんでした。
最近は、多くのJavaScriptライブラリで、このブラウザによる実装の違いを吸収する関数が提供されるようになってきました。
今回は、JavaScriptライブラリのひとつである「Dojo」を利用して、
(1)XML形式のファイルを読み込む
(2)XMLの要素を表示する
方法を紹介したいと思います。
○「item.xml」
読み込むXMLファイル。
このファイルのなかから、item要素を取り出して、値を表示します。
○「XmlDoc.js」
item.xmlを読み込んで、imte要素の値を表示します。
○「test.html」
DojoとXmlDoc.jsを読み込んで、JavaScriptを実行します。
実行する(ブラウザで、test.htmlをみる)と下の図のようなウィンドウがポップアップして、item要素の値が表示されます。OKボタンを押すと、本 -> CD -> TV と値が変化しながら表示されます。
(参考)
○「Introduction to I/O bind」
○「Dojo Api Tool」