人を巻き込む方法について考えてみた
最近、ひとを巻き込んでなにかを起こすにはどうしたらよいかということを考えます。
一点目は、「最初にちょっとした助けを与える」ことが重要ではないかと思います。
たとえば、ブログシステム。
ブログシステムは、個人がネット上で情報を「容易に」発信することを可能にしました。
これは、情報を発信という欲求を持ちながら、情報発信するという行為の障壁の高さに負けてしまい、情報発信できなかった人に助けを与えています。
このブログシステムという助けによって、現在、多くの人が情報発信を行っています。その結果、ブログを使ったマーケティングや広告といった、新たな市場も誕生しました。
もう一点は、「基本となる軸をきちんと設定しながらも、自由度を残しておく」ことが重要だと思います。
先日、参加させていただいた「ワイヤレスピクチャー会議」でも、人を巻き込むために、なにかしらのコンテストを行いたいというテーマが示されました。
この場合、
○自社製品をつかった方のみ応募できる写真コンテスト
○写真コンテスト
○写真を軸とした何でもありコンテスト
○抽選による商品プレゼント
などいくつかのコンテスト形態が考えられます。
どの形態でコンテストを行うかは、ターゲットをどこに設定するかによってきまります。
たとえば、
不特定多数をターゲットとし、注目度も低くてよいというのであれば「抽選による商品プレゼント」、
写真に興味がある人をターゲットとするならば「写真コンテスト」、
これまで、写真に興味がなかった人をターゲットとするならば「写真を軸とした何でもありコンテスト」
といったようになると思います。
「ワイヤレスピクチャー会議」のなかで、写真に物語をつけてもらうというコンテストはどうか?という意見が出されました。このアプローチが秀逸だなぁと思いました。
というのは、このコンテストを行うことによって、「物語を考えるのが好きな人で、写真に興味のなかった人」(そんな人がいるかどうかは別として)が、写真をはじめるきっかけを与えることができるからです。
もうちょっと発展させて、この写真に、
音楽をつけてください
題名をつけてください
などとすると、これまで写真に興味を持っていなかった方に対して、相手側からアプローチしてもらえる手段がいくらでも考えられそうです。興味を持った上でアプローチをいただき、興味を満足させる商品として自社製品を提案する。これが理想かなぁと思います。
話が発散してきました(^^;
すなわち、できるだけ多くのターゲットを巻き込んだイベント(コンテスト)を行うには、
「PRしたいものの基本軸をきちんと見据えた上で、
可能な限り自由度のあるイベントを開催する」
というのが、現時点での私の答えです。
自由が多ければ、イベントやコンテストの潜む別の魅力を、参加者みずからが見つけ出して、参加してくれるかもしれません。