ちょっとおもしろそうなサービス
○「エコチャリ.com」
自治体などから提供を受けた放置自転車を大学生向けに無料で貸し出すサービス。
サービスの運営費用は、自転車に企業名入りステッカーを貼ったり、同サイトから広告収入を得る。
(ITmediaの記事より)
無料で自転車を利用できるのは魅力的です。
また、環境面を考えると非常に有用なサービスだと思います。
私などは、企業のステッカーを貼ってまで、自転車を借りるかどうかという疑問があります。
自転車は安いものであれば、1万円以下で購入できます。
何年も通学することを考えると、安い買い物に思えるからです。
駐輪しているときだけ広告になるようなステッカー(どんなしくみだ?)とか、
QRコードだけのステッカーなど、利用者に気にならない工夫があるとうれしいですね。
さらに、ステッカー広告にアフィリエイトプログラムなどがついていると、
利用者はわざわざ目立つところに駐輪するかもしれませんね(笑)
サービスとは直接関係ありませんが、「エコチャリ.com」で、
もう少しいろいろな情報を分かりやすく伝えてくれるとたすかります。
○「Payittome」
何か商品が欲しい読者はその商品の写真を撮り、価格を記入してサイトに送る。
これらの投稿写真の中から選ばれた写真がトップページに掲載される。
広告主はその商品を買って、写真を投稿したユーザーにプレゼントし、写真に添えて自社のブランドを表示し、また写真から自社の広告へのリンクを張る。
(「新しい広告モデル―ユーザー生成おねだり方式」より)
引用もとの記事も書いてあるとおり、このモデルは「たくさんの訪問者が現れるようになって初めて機能する仕組み」だと思います。
しかし、この説明を読んだ限りでは、商品を投稿した人間と、広告主以外の”第三者”が見に来る可能性がどのくらいあるのか疑問です。
商品の写真を投稿した人間であっても、他人の写真はみないのではないでしょうか。
○「microPledge」
1. 誰かがソフトウェアのアイデアを投稿する。
2. そのアイデアを気に入った人は、「~ドルを資金提供します」という約束(pledge)を行う。
3. 開発者は、気に入ったアイデアに開発の申し出を行うことができる(開発者自身が
自分のアイデアに資金提供してもらうために、アイデアを投稿することもOK)。
その際、見積額を提示する。
4. アイデアには応募期間が定められていて、それが過ぎると、資金提供の約束をした人々による
投票により、開発を申し出た人々の中から1名が選ばれる。
5. 開発者として選ばれた人はソフトを開発し、約束された資金を手にする。
資金提供を申し出ていた人々は、開発されたソフトをダウンロードする。
(POLAR BEAR BLOGより)
アイディアをひらめく人、投資家、開発者とった、社会の縮図がつまっているようなモデルです。
非常に面白いモデルだと思います。
ソフト作れないという場合以外も利用できそうですね。
例えば、あるソフト開発のためだけに社員を雇うことはできないけど、
スピードを上げて開発したい場合などが考えられます。
そうかんがえると、ある種の人材派遣業とも考えられますね。
アイディアに投資するという考えが希薄な日本で起業するのが難しい起業家にとっては、
内外の投資家(多くの資金を持っている人ではなく、そのアイディアを支持してくれる応援者)
にアイディアを評価してもらえるチャンスを提供するサービスとしても期待が持てます。
このような「あなたの力を貸してください」的なサービスは、いろいろな分野で、
まだまだ需要があると思います。
また、アイディアを提供し、実現するのを手伝ってもらうためのチャンスを提供するサービスは、
アイディアを出す人間、それを応援する人間、ともに幸せになれます。
そんなサービスをサービスを提供してみたいですね。