(memo) アントレプレナーになろう!
○将来、会社を作ることを夢見て、一生懸命勉強している人がいる。勉強することはよいことだが、いくら知識を詰め込んだところで起業家として成功できるとは限らない。大切なことはどんな考え方を見につけるかである。
○業界の常識は覆されるためにある、という考え方が必要だ。そのためには、何が常識かよりも、”何が正しいか、何が本物か”で考える習慣を身に着けておくことが大切である。
○狭い分野であれば、一年間で第一人者になることもできるはずだ。その時大切なことは、一度決めた目標を途中で疑問に感じて簡単に諦めてしまわないこと。
○辛いことから逃げる、面倒なことはいやがる、失敗を他人のせいにする、こんなひとは起業家になることを諦めたほうがいいだろう。
○会社の借入金の第一保証人は社長だ。すなわち会社が倒産すればその負債は社長が負うことになる。
○何か問題意識を持ったならば、今自分ができることから始めるということが起業家にとって大切なことである。
○失敗の九九%は本気でやらなかったからである。
○私たちはどこに視点を置くかによって、まったく仕事に対する取り組み方が変わる。(中略)
①狂気的、将来的視点
②全体的、マクロ的視点
③本質的、根本的視点
④多角的、多面的視点
○一つの企画に勝負を賭けても、それが失敗する確率は極めて高いをいわざるを得ない。そうではなく小さな失敗をいくつも経験しながら成功する要因を導き出していくのがアントレプレナーである。
○いろいろな人に相談したのにどうしていいのかわからないという人は、実はまだ相談した人の数が足りないからわからないと考えるべきである。
○起業家になるということは、人間社会のなかで事業という手段を通じてどのうおうに生きるのかという、自分自身の生き方の探求あのである。それは、他人の幸せに貢献することが自分の幸福になるという、人間社会の法則にのっとって自分が行動しているかどうかの確認である。そしてそのことが自分が社会の中で存在する価値なのである。
○起業家にとって、お金は貯めるものではなく集めるものだ。
○事業化アイディア発想法
(1)体験発想
(2)データ別発想
(3)特化発想
(4)逆発想
(5)ターゲット発想
(6)CS発想
(7)間接発想
○問題点を洗い出すのはその問題点を解決するためであり、事業を諦めるためではない。
○大切なことはどんな他人に出会うかよりも、出会った他人にどのような姿勢で接するかである。
○自分が困ったこと、感動したこと、社会で起きたことなどは、どれもがみんなビジネスチャンスとなる。
○ビジネスの仕組みは簡単なものほどうまくいく
○「(前略)成功者も失敗者もみんな失敗ばかりしている。失敗者はそんな中で諦めてしまった人に過ぎないんです。では、成功者がなぜ失敗してきたにもかかわらず、諦めずにやってこれたのか、そこを聞き出すことがもっともたいせつなことですよ。」
○事業を成功させるためには、成功する理由がはっきりとなければならない。事態の流れ、経済の動向、消費者の価値観、ニーズの変化などマクロ的な根拠から技術の優位性、サービスの質の差別化、イメージのインパクトなどにいたるまで、どうしてこの事業が成功するのかという明確な理由が必要だ。
○多くのマーケティング理論は、資金も信用もある大企業のためのものである。企業家とは前提条件が違う。理論は前提条件が違えばまったく意味のないものになることもある。理論を知ることは大切だが、理論に振り回されるのではなく、本当に大切なことに注力するべきである。
○「どうなるか」よりも「どうしたいのか」
○マニュアル化のポイント
<1>徹底的に細かなことにもこだわること
<2>図表や写真などを用いてわかりやすく解説すること
<3>起こり得るあらゆる事態にできる限り対応すること
<4>常に見直すこと
○完全なる事業計画書の五つのポイント
「具体性」
「社会性」
「差別化」
「収益性」
「具現性」
○支援者を募るためには、自分に不足していること、自分ではできないことを明確にして相手に伝える必要性がある。自分にできないことがあるからこそ、そこに支援者の存在価値も生まれる。
○プレゼンテーション三つの条件
注目させること
信頼感を高めること
共感を得ること
○組織だけをいくら変えても企業は活性化しない。意識を変えてこそ企業は活性化するものである。
○金融機関は頼るべき存在ではない。
○待遇で入社してくる人に働かない人はいても、共感で入社してくる人に働かない人はいない。夢のない会社だから人が集まらないのであって、中小企業であるかどうかは関係ない。
○仕事はできるのが当たり前ではなく、できないのが当たり前なのだ。できないことを叱るのではなく、できたことをほめるようにしなければならない。
○毎月一度はすべての経費を洗い出して、どうしても必要なものかを再検討することが必要だ。
○ベンチャー企業にとって大切なことは社員を増やすことではなく、事業パートナーを増やすことである。
○儲かる仕組みをつくって安心することは、企業を経営危機に陥らせる要因になる。
○本物になって初めて他者と差別化されたといわれる。差別化されたかどうかは、結果なのである。(中略)本物とは、お客様に感動を与えられるもののことだ。そして感動は、お客様の想像を超えたところに起きる。
○現金がなくならないように管理する
(出典)
(ひとこと)
起業するにあたって、考えなければならない項目に漏れがないがチェックするのに役立ちそうです。
また、それぞれの項目を考えていく上で注意すべき点についても述べられています。
起業という行為の全体を俯瞰する上でも参考になると思いました。