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(book memo) ビジョニング

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Memo

○〇三年、経済産業省が「男女共同参画研究」で企業の利益率と女性比率との相関関係を分析した調査結果を発表している。それによると、「女性比率が高い企業は利益率が高い」というものであった。

○本当に、「自分の好き勝手」なことをやられると会社は不振になるのか?逆に活発になるのか?

○従来の雇用形態では、社員は企業に雇われるという主従関係であったが、これからは、企業とは対等な契約関係に変わっていく。企業に属しているはいるものの、個人事業主の気概を持ち、主体的に動いていくことが要求されるのである。

○指示・命令という直接的な方法ではなく、目的や夢を共有することで得られる共感によって、その構成員の方向性を揃えるというアライメントが必要となる。そのアライメントにより、組織の構成員たちのコミットメントを作り出すことが可能となるのである。

○あなたも自分の会社や上司に対し批判家や評論家になっていないか。経営や上司に対して批判はするが、では、今抱えている会社の課題や問題にはどう対処していくか。あなたはコミットメントできるだとうか。

○なぜ、課題や問題点がわかっていても解決しようとしないのか。なぜ、接点を持とうとしないのか。その原因は、自分で何がやりたいのかということがはっきりしていないがゆえに、問題を解決することに関わりあいが持てない。だから、第三者的な評論家の態度なのである。

○ビジョンとは、頭の中で思い描くだけではなく、言葉で表現することで、あたかも図示したかのように目で見ることができるようになることである。

○人は、ミッションを積み重ねて自分のビジョンに近づいていくのだが、その過程で自分の言動を律する価値観や行動規範が必要となる。そういった価値観や行動規範を表現するのがバリューである。

○好き・嫌いチャートと強み・弱みチャート

○ビジョン、ミッション、バリューをまとめる
【ビジョン】過去の経験から自分の好きなこと、得意なこと、成功を生み出す強みなどを特定し、それらをベースに自分の人生で何を実現したいかを視覚的に記述する。
【ミッション】ビジョンを実現するために、今後数年間、どのような行動を起こすのかを具体的に記述する。常識的にはできないと思われる挑戦的な、そしてワクワクするようなロマンのある目標をロードマップ的に表現する。
【バリュー】ビジョンに向かって行動を起こすとき、自分にとって行動の規範となるものは何か、最も大切なことを言葉で表す。(中略)日々の行動の基準となるものである。

○企業寿命の研究によると、寿命が長い企業には四つの共通要因があることが分かった。
第一が環境の変化に敏感であること
第二は事業に独自性があり従業員に結束力があること
第三は経営が分散され自由度があること
第四は財務的に保守的であること

○専門化した組織にはマネジメントが必要

○今まで一人ですべてをこなしていたのが、専門化、エキスパート化することで効率的な攻めが実現するが、その一方で、全体が見えなくなる恐れがある。どう動けばいいのか指揮命令系統がしっかりしなければ空中分解してしまうだろう。

○バラバラになりがちな高度に専門化された組織を統率していくには、組織ビジョンは不可欠であるといえる。

○長期にわたって企業を存続させていくには、基本理念は欠くことができないが、それを組織へ浸透させることと、内部から変革を促し、進歩への意欲を持ち続けることがより重要である。

○部分最適化を排除しながら、本来の組織の目的に立ち返り、目標、戦略、戦術、組織設計などに一貫性を持たせていくということが「成功する企業」の秘訣、というわけだ。

○戦略を練り、組織をかえたとしても、社員の意識が変わらなければ改革は成功しない。

○経営目標(ミッション)、9つの要素
1.顧客        だれが顧客か
2.製品サービス   何が主製品・サービス
3.マーケット     どの地域でビジネス
4.テクノロジー    技術は合っているか
5.成長        成長への明確な方向性
6.哲学        基本的価値観、哲学
7.差別化       他社と何が違うか
8.イメージ      社会的イメージ
9.社員への配慮  社員の重要性

○ビジョンはできるだけ変えないことが望ましく、ミッションは時代や環境の変化に応じて臨機応変に変えていくことが肝心である。

○自分がCEOの立場となって、今の企業や職場の状況を理解し、そして自分が所属している組織のどこを最初に改革するかというプライオリティ付けをすることが、具体的な問題解決へ向けての第一歩を踏み出すことになる。

○リーダーシップとマネジメント
マネジメント機能         リーダーシップ機能
 経過卯と予算          方向設定
 組織化とスタッフィング     人的連携
 コントロールと問題解決    動機付けと鼓舞

○「選択と集中」を企業が図る際に、どの事業をコアビジネスとするかを決定するときの最大の礎になるのが、企業ビジョンである。

○農耕民族の特徴は、土地を耕し作物を育てるという「育てる文化」である。一方の狩猟民族は、獲物を狩ることで自然から食べ物を得ている。つまり基本的には獲物を選ぶという、「選ぶ文化」である。

○イワシを採ってきて水槽に入れておくと全部死んでしまうが、一匹だけ違う種類の魚を入れておくと、イワシは元気に生きているという。自分とは異なるものがいるストレスが、かえってポジティブな意味での刺激をイワシに与える結果なのだろう。

○人生はそれぞれの時期で大きな節目がくるが、それらは「世にいう」失敗であり、挫折であり、そして成功かもしれない。しかし、それらは自分のビジョンに少しずつ近づく過程に過ぎないのではないだろうか。


Source


Postscript

自分の目標ともいえる「ビジョン」を設定することは非常に重要だと感じています。

人生をマラソンに例えたとして、目標という名のゴールがないと動き出すことすらできない。

仮に他人が行く方向へついていったとしても、その方向にあるのが自分の求めていたゴールであるとは限らないし、仮にゴールが同じだったとしても、その道筋が自分にとって最善のコースであるとは限らない。


いままで、自分のゴール設定をあいまいにしてきました。

自分はどこを目指して走っているのでしょうか。

一度立ち止まって、地図を確認しなければいけないようです。

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