目を左右に動かすと記憶力が向上する
「30秒間ほど目を左右に動かすと記憶力がアップする」らしいという研究の紹介です。
Brief
記憶力には、きちんと覚える能力(認識記憶)と思い出す能力(想起)がある。
目を左右(上下ではだめ)に動かすことによって記憶力が向上することが、実験により確認できた。
目を左右に動かすことによって脳半球間の相互作用が活性化し、その結果として記憶力が向上しているのではないかと考えられる。
目の動きと記憶との関連については、いまのところ推測の域を出るものではない。
今度の研究で、目の動きが記憶に影響を与える仕組みと理由を解明する必要がある。
References
- Moving Your Eyes Improves Memory, Study Suggests, Live Science, Apr. 25, 2007
- Rapid eye movement sleep, Wikipedia
Postscript
目が動くということでは、レム睡眠が思いあたります。
レム睡眠は、記憶を定着させている過程なのでしょうか?
調べてみると、「Rapid eye movement sleep」に参考になりそうな記事がありました。
なにやら、関係がありそうな雰囲気です。
記憶を定着させるように脳が動くとき目が動くのなら、逆に、目を動かしながら記憶すれば記憶の定着が向上するということなのかな?意外と単純なのねと素人考えに思ってしまいます(笑)
脳と感覚器の関係っていうのは、一方通行ではないわけですね。
目とは別の感覚器を動かすと、今度は記憶以外の能力が向上しそうですね。
なんだか面白そう。
でも、目の場合と同じで、動かし方を間違うと意味がないんですけどね。