(book memo) 創造力をみがくヒント


Memo
○創造性=「新たな問題にぶつかったときに、自分なりに対処する力」 (定義)
○持っている知識をうまく使えるかどうか、これが創造性にとってすごく大事なこのとの一つになります。
○人間関係の場合は、ちゃんとした関わりをもとうとすると、どうしても創造的に対処しないとだめなんです。(中略)まったく同じ人間というのはいませんから、だれかと接する、関わりをもつとなると、必ず未経験の新しい面が多かれ少なかれ入ってきます。どんな関わり方をしたらいいか、大まかな点ではマニュアル化したり、専門家などがアドバイスしたりできたとしても、具体的にどう接するかは、生きたやり取りの中で、お互いに自分なりに対処することがどうしても必要になるのです。
○創造性の三つの力MRS
Mはモチベーション
Rはリソース
Sはスキル
○アモーレ情熱を原動力にした将棋研究と、ギリチョコ情熱を原動力にした将棋研究では、おのずとちがいがあらわれるというわけです。
○ほうびをもらうために絵を描くということを経験することによって、ほうびをもらうことが目的になってしまい、絵を描くという活動はそのための「手段」に変わってしまった。
○危険なのは、ほうびを期待する気持ち。その気持ちが活動を手段化させ、アモーレ情熱の衰退とギリチョコ情熱の台頭をまねく。
○ほうびと評価と競争。この三つ、私たちの社会では、「人よりも高い評価が得られるように競争して勝つとほうびがもらえる」というぐあいに、三点になっていることが少なくありません。「罠の三点セット」です。
○罠にはまることなくアモーレ情熱もち、創造性をパワーアップしていくには?
①活動そのものに内在する面白さを感じとろうとする心の姿勢をもつ。
②報酬・評価・競争には心理的な距離をおく。
③自分が面白いと感じることを大事にする。
○「知識よりも考える力」ではなく、「考える力のためにも生きた知識を」なのです。
○(↑)そんな知識であるための条件
①必要なときに検索できるように、「構造化」されていること。
②自分なりに使え、また応用がきくように、「消化」されていること。
つまり「自分自身の表現」になっていること。
③いつでもちゃんと使えるように、「スキル」と直結していること。
④本当の生命力をもつように、できるだけ「アモーレ情熱」が伴っていること。
あとは、これを念頭において、じゃあどうすればいいかを自分なりに考えて実践すればいい
ということなのですが、基本は「修行」ではないでしょうか。
○たとえ不十分な知識であっても、とにかく使ってみる。まちがいをおそれずに使って、生かしてあげ、
育ててあげてください。
○知能も、量でなく質でみれば、一人ひとりがユニークな知能パターンをもっているということで、
それはまちがいなく個性と呼んでいい。
○今の世の中、何でもすぐ比較、比較。ばかばかしいと思いません?
「多次元的視点でユニークさを味わう」。比較するにしても、もう単純な一次元上の比較でなく、
多次元的な視点でいろんなことをながめ、ユニークさを味わったほうがずっと面白いはず。
○問題というのは、初期状態が目標状態とちがっていて、しかも、それを簡単には一致させることができない場合をさします。ふつう、「困ったな、どうしよう」といった心理状態が伴います。
○注目しておいてほしいのは、初期状態も目標状態も、何か客観的に決まっているものではなく、当事者がそれらをどうとらえているか、どうかんじているかということです。
○創造的問題解決の基本戦略「5ステップ・アプローチ」
①問題の発見
②本題の定義
③解決法の探索
④実行
⑤結果の評価
○つかんでおきたいのは、第二ステップの問題の定義次第で、第三ステップ以降の方向が、がらっとかわることです。そこで、このステップに関するスキルを磨くにあたっては、問題の定義を複数考えてみる習慣をつけることです。
○問題を解決する方法を考えたなら、それでうまくいくのか、やってみないとわからない。実行して、結果を評価するわけです。しかし、あの解決法、この解決法と、いろいろ試すことができる場合はいいのですが、それが許されない場合もあります。失敗したときの損失が大きいとか、チャンスが一度しか与えられていないという場合です。
指針
①何事も実際に実行してみないと、ほんとうにどうなるかはわからない。
②しかし、考えたことをそのまま実行してみたら、取り返しのつかない失敗に割ることもある。
③そこで、あらかじめ、シミュレーションしてみる、つまり実際場面にできるだけ近い場面で
試してみて、結果を予測したほうがいい。
○資源柔軟活用のポイント
視点・視野の転換
逆転発想
馬鹿なことを考える
失敗をおそれるな
人の話を聞く
外に広がる知能を
ユーモアをどうぞ
三上三中 (「馬上、枕上、厠上」、「歩中、湯中、乗車中」)
Source
Postscript
最初は、うまくいかない作業も慣れてくると効率よくできるようになります。
それとおなじで、考えるという作業もやればやるほど、慣れてくる、効率的にできるようになるのではないでしょうか。
そうはいっても、右も左もわからない場所で、さぁ創造的な思考をどうぞとわれても、どうしていいかわからない。
そんなときに参考として利用できる書籍だとおもいました。
自分がどんな風に思考するのかなぁということを、今度じっくり省みたいと思います。
まずは、どうゆう順序で、何を考えてるのかということを明らかにする必要がありそうですが・・・
自分を客観的に観察する。
それも、別な思考をしているときにというのは、なかなか難しそうです。
そこで、この問題を解決するための創造力を働かせてみる??????
頭に浮かんだことを、逐一ノートにとってあとで見返してみるのがよさそうです。
一瞬で浮かぶような解決策でいいのか・・・と突っ込まれそうですね。
他にもいくつか解決策の候補をだしてみたいと思います。
○他人に見てもらう。
○ビデオに録画してあとでみる。
といったところでしょうか。
一番簡単に実現できるそうなのは、やっぱりノートですね。
乱雑にノートをとる癖があるので、見返すのも大変そうなのですが(笑)
今度、試してみます。