レクチャールーブル
『ヴァン・ダイクの自画像:ある版画の誕生、あるジャンルの運命』
「Louvre-DNP Museum Lab」で開催された、「レクチャールーブル:クローズアップ作品『ヴァン・ダイクの自画像:ある版画の誕生、あるジャンルの運命』」に参加してみました。
日頃、あまりにも芸術との接点がすくないので、すこしは芸術を鑑賞する目を養おうかと参加してみました。
内容は、ルーブル美術館で行われている講演会を録画したものを上映するというものです。
講演会では、ある作品を取り上げて、学芸員がその作品についての解説しています。
上映は、フランス語+日本語字幕です。
今回気になったのは、作品の説明というよりも、その上映方法でした。
一言で言えば「見にくい」。
上映会は、三画面の大型スクリーンで行われました。
一番右側の画面に学芸員と字幕、残りの2画面には作品または何も表示しないという方式で上映されました。
作品と字幕が離れて表示されるので、画面を行ったりきたりしなければなりません。
前の方の座席に座っていたので、首がつかれました(^^;
学芸員が「○○に注目すると・・・」と話していても、画面上でその場所が強調されるわけでもなく、示す場所がどこなのかわかりにくいという点も問題だと思いました。
デジタルに録画した講演会なので、
・字幕の位置を作品に近くになるように配置する
・注目すべき箇所を強調するような効果を追加する
といった工夫を加えることで、作品をじっくり鑑賞しながらも説明を追うことができるのではないかと思いました。
「日本語字幕つきで、会場の臨場感そのままにご覧いただきます」とは、「ただそのまま流すだけ」ということを意味していたのかと正直がっかりしました。
単に「きれいな画像を見せる」というのではなく、「わかるように見せる」という点に配慮された上映会になることを、期待したいと思います。
次回があれば、また参加したいと思います。
そのとき、また同じような上映を続けているならば、たぶんもういかないと思います。
たぶん途中で会場から出てきます(笑)
はなしは変わりますが、「Louvre-DNP Museum Lab」では、ほかにも面白い試みの展示を行っているようです。
展示を見るためには予約が必要なので、今回は残念ながら体験することができませんでした。
次回、機会をつくって体験してみようと思います。
Postscript
春一番がふきました。
今日は一日中、風が強くて、上映会の会場に向かう途中に目にごみがはいっていたかったです(><)
明日からまた寒い日がもどってくるそうです。
布団で丸くなるしかないですかねぇ・・・(笑)