『脳内会議』レポート: 検索は実生活の中に溶け込んで面白くなる
『脳内会議 sponsored by goo』に参加してきました。
『脳内会議』のレポートは、「ブロガーが貼り付けたくなるコンテンツとは何か?『脳内会議レポート』」をはじめ、いろいろなところにまとめてあると思います。
ここではあえて、ちょっと違った切り口でレポートをまとめてみたいと思います。
■『脳内会議』のねらい
どうしたら「検索」をつかってくれるかを考える
→「検索」したくなるシーンを提供するには?
「脳内検索メーカー」の場合は、「気づき=発見」の要素を組み込むことで、検索するシーンを提供することを目的として開発されたとのことです。
「脳内検索メーカー」名前を入力すると脳が知りたがっている検索ワードが表示されます。
脳が知りたがっている検索ワードを表示することで、新しい「気づき=発見」の可能性をユーザに提供するわけです。
そして、表示された検索ワードに知らないものがあれば、ついつい検索しちゃいますよね。
「Kazuhiro」を入力した結果が↓です。
■「脳内検索メーカ」を使った感想
・入力が名前だけというシンプルさは○
利用時の敷居は低いに限ります
・検索結果を手軽にブログやウェブサイトに貼れるのは○
簡単に取り上げてもらえるような設計になっていると、口コミ効果が高まりますね
・入力が同じだと表示される検索ワードが変化しないのは×
役立つというよりエンターテイメントの要素が大きいサービスなので、
一度つかって飽きられてしまう可能性が高いと思います
・検索ワードをクリックするだけで検索できるのは○
楽なのが一番です
・検索ワードの検索結果にスポンサーリンクが目立ちすぎるのは×
商用リンクでも役に立つ情報があるならOK
そうでない場合には、結局はお金儲け重視なのねとユーザの心が離れてしまいかねません
■いかにして検索したくなるシーンを提供するか
検索は、まだまだ敷居の高く、だれもがその機能を十分に使いこなせていないのが現状ではないかと感じています。
そこでまずは、検索という行為の敷居を下げる仕組みを提供することからはじめるのはどうでしょうか。
・いつでもどこでも利用できる(PCや携帯など使わないで)
・手間が少ない
・検索結果が自分好みにカスタマイズされている
・簡単に情報を比較できる(できれば視覚的に)
・うまく検索条件を設定できないあいまいな検索でも、思ったものが検索できる
次に、検索が生活する空間とうまく融合する仕組みを考える。
・冷蔵庫の中身を検索できる(メニューに足りない材料がわかる)
・賃貸物件を探すときに、あいている物件、家賃などが実空間の物件の中に表示できるようにする
(物件ごとの回るのは面倒ですよね・・・)
・自分の行動をデータベースに残しておき、そのデータと検索して付加価値サービスを提供する
(食生活の改善、人と会う時間の調整が自動でできる、POSシステム経由で家計簿ができるなど)
■Postscript
まだまだ、検索は面白くなる気がしてきました。
これまで、インターネットの世界では若干飽和気味の技術に移りますが、実生活の中に検索が入ってくることを考えてみると、わくわくします。
第2回『脳内会議』は、「どんな検索ができると面白い?」というテーマでどうでしょう。
今回の会議では、いつもより女性の方が多いのではないかなぁという印象を受けました。
そして、彼女たちのアイディアはどれも輝いていました。
食生活だったりおしゃれだったりという分野へ発想が及ばない。
自分の視野の狭さを実感してきました(><)