「TVはPCになりたいの?」編
『近未来テレビ会議 sponsored by SONY』
昨日メモしておいたキーワードから記憶をたどって、少しづつまとめてみたいと思います。
・TVはPCになりたいの?
TV機能の変遷について、次の3点が紹介されました。
①放送波のみ対応→ネット接続に対応
②マイコンを搭載→CPUを搭載
③ファームウェアが組み込まれていた→アプリケーションの実行環境を提供
「TVはPCになりたいのかな」というのが率直な印象です。
これら3点の機能強化によって「BRAVIA」製品では、「アプリキャスト」という機能を提供しています。
簡単に言うなら、デスクトップウィジェットのTV版でしょうか。
TVを見みながらちょっとした情報を確認する、あるいはその逆ができます。
残念ながら、TVの画面とウィジェットの機能を連携して何かすることはできないそうです。
技術的には可能なんだけど・・・ということなので、「新しい市場を育てるか、既得権益の市場を守るかの戦いがここでも繰り広げられているのかなぁ」などと勝手に想像しちゃいました(笑)
・みんなが参加したいと思える魅力をもってるの?
ウィジェットの提供・開発を通して、誰もが参加できる「みんなのTV」を実現を目指しているそうです。
しかし、以下のような理由からみんなが進んで参加できるのか疑問です。
・開発環境が「Javascript」だということなので、プログラムに関する知識をつける必要がある
・審査に合格したウィジェットしか提供されないため、参加する前に排除される可能性が高い
・ウィジットの機能はTV放送との連携はないので、TVでやらなくともよい
携帯電話やPCで提供されているウィジェットをTVだけで利用できるのは便利です。
ですが、
・PC環境上であれば、(個人の利用範囲で)TV放送と連携だってできるかもしれない
・ウェブであれば少ない制限のなかで多くの人にウィジェットを提供できる
・携帯電話やPCをつけながらTVをみるでいい
など魅力的な環境があるなかで、TVでウィジェットを提供したいと思わせるには、魅力が少ないと感じました。
上の提供方法とは別に、USB経由で個人的に審査なしのウィジェットをTVに導入することができるようです。
こちらは、制限がないのでいろいろな可能性が試すことができます。
携帯の公式サイトと非公式サイトで、盛り上がるのは、可能性を感じるのはやっぱり非公式サイト?と似た現象が、「アプリキャスト」にも起こるかもしれないですね。
たとえ非公式サイトからであっても、TVの新しい価値が生まれてくれれば、そこにみんなを集める魅力が生まれてくるのかなと思います。
個人的には、それでいいんじゃないかと思います。
さっそく、ウィジェット公開サイト(非公式)をつくらねばですね(笑)
あとは、TV業界が魅力を育てる時間と手間、そして苦痛を楽しめるかですね。
(注意)
現在は「アプリキャスト」へのウィジット提供は限られた法人のみです。
誰もがウィジット開発できるような仕組みが近々提供されるそうです。
次回は、
①ながら見
②独り見
③受け身
などTVらしい特徴から、「TV」をうまく活用できないか考えてみたいと思います(考えないかも(笑))。
p.s.
SONY本社ビルないで行われた今回の会議では、撮影が厳しく規制されました。
会議室内での撮影は俯瞰的な写真は撮っていけないとの制限付きで許可されました。
席について、それではまず一枚とデジカメの電源をON。
電池切れ(笑)
撮影を規制される前に、撮影できる状況ではなかったようです。
しばらく使われることもなく鞄の中で寝かせていたので、機嫌を損ねてしまったようです。